ゴルフのウッドの名前を見ただけで、どのクラブを使えばいいか迷ってしまう方は多いはずです。
番手やブラッシー、スプーンといった愛称、飛距離やロフトの違いが分からないとラウンドでの選択を誤りがちです。
本記事では一覧での呼び方の解説から愛称の由来、番手ごとの特徴と実戦で使える選び方まで、やさしく整理してお伝えします。
まずは基本の名称を押さえて、次のショットで自信を持てるようにしていきましょう。
ゴルフのウッドの名前一覧

ゴルフ ウッド 名前を知っておくとクラブの役割が分かりやすくなります。
ここでは各ウッドの呼び方と特徴をわかりやすくまとめています。
ドライバー(1番ウッド)
ドライバーは1番ウッドとも呼ばれる最も飛距離を出すクラブです。
大きなヘッドと低いロフトでティーショットの飛距離を伸ばす設計になっています。
狙った方向に強く打ち出す技術が求められるクラブでもあります。
2番ウッド(ブラッシー)
2番ウッドはブラッシーというニックネームで呼ばれることが多いです。
ロフトは小さめで低弾道の強いショットが打ちやすい特徴があります。
近年はユーティリティや3番ウッドに置き換えられることも増えています。
3番ウッド(スプーン)
3番ウッドはスプーンという名前で親しまれることが多いクラブです。
フェアウェイからのロングショットやセカンドショットで使われることが一般的です。
クラブ | ロフト | 平均キャリー |
---|---|---|
3番ウッド(スプーン) | 約15度 | 200〜230ヤード目安 |
5番ウッド | 約18度 | 180〜200ヤード目安 |
上の数値は目安でありプレーヤーのスイングやシャフト、ボールで変わります。
4番ウッド(バフィ)
4番ウッドはバフィという呼び名で昔から使われてきたクラブです。
3番と5番の中間的な性能で、扱いやすさと飛距離のバランスが取れています。
コースや好みによってはここをユーティリティで代用することもあります。
5番ウッド(クリーク)
5番ウッドはクリークと呼ばれることがある中〜長距離用のクラブです。
ロフトがやや大きくボールを高く上げやすいのでグリーンを狙いやすいです。
フェアウェイからの安定感を重視するプレーヤーに人気があります。
7番ウッド
7番ウッドはミドル距離で使いやすいウッドです。
より高い弾道でキャリーを稼げるため、ラフやロングアイアンが苦手な場面で有効です。
初心者から上級者まで幅広く使われることがあります。
9番ウッド
9番ウッドは短めのウッドでユーティリティ的な使い方ができます。
ロフトが大きくボールを高く上げやすいのでグリーン手前からのアプローチに便利です。
距離の微調整やラフからの脱出に向いています。
フェアウェイウッド
フェアウェイウッドはフェアウェイから使うことを想定したウッドの総称です。
- 3番ウッド
- 5番ウッド
- 7番ウッド
それぞれロフトや長さが異なり使い分けることでコース攻略の幅が広がります。
ゴルフのウッドの名前の愛称

ゴルフのウッドには昔から親しまれてきた愛称がいくつもある。
ゴルフ ウッド 名前の検索でよく出てくる呼び方とその由来をわかりやすくまとめる。
ブラッシー
ブラッシーはかつての2番ウッドを指す愛称だ。
昔のクラブ形状やフェース角度から「ブラッシー」と呼ばれ親しまれてきた。
スプーン
スプーンは3番ウッドの古い呼び名である。
名前はフェースが浅くてすくいやすい形状が調理用スプーンを連想させることに由来する。
クリーク
クリークは一般に4番ウッドや5番ウッドに使われる愛称だ。
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昔は「小さなフェアウェイ越え」くらいの距離を得意とするクラブを指してクリークと呼んだ。
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現在の番手で言うとやや長めのユーティリティと用途がかぶる場合がある。
-
クラブセッティングやメーカーによって呼び方が変わることがある。
クラシックな呼び名として今もギア話の中でよく出てくる。
バフィ
バフィは5番ウッドから7番ウッドあたりの軽めで操作しやすいウッドを指すことが多い。
球が上がりやすくラフや深いライからも使いやすい点が愛称の由来となっている。
ドライバーの略称
ドライバーは一般に「1W」と略されることが多い。
略称 | 呼び名 | 主な用途 |
---|---|---|
1W | ドライバー | ティーショットで最大飛距離を狙う時に使用する |
2W | ブラッシー | 以前は長いフェアウェイショットで用いられた |
3W | スプーン | フェアウェイからの長距離ショットに使われる |
略称はスコアカードや会話で手短に伝えるのに便利である。
ゴルフのウッドの名前の由来

ゴルフ ウッド 名前には道具の形状や使い方、歴史が色濃く反映されています。
名前を知るとクラブ選びや会話がもっと楽になります。
番手の由来
ウッドの番手はもともとロフト角とクラブの長さを基準に付けられました。
一般に数字が小さいほどロフトが立っていて飛距離が出る設計になっています。
昔は木製のヘッドを素材や用途で区別していた名残が番号表記につながっています。
現代では金属や複合素材のヘッドが主流でも、番手の呼び方はそのまま残っています。
愛称の由来
ウッドには正式な番手のほかに親しみやすい愛称が多数あります。
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ドライバー(1W)は飛距離を出す用途からそのまま「ドライバー」と呼ばれます。
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3番ウッドは昔「スプーン」と呼ばれていました。
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2番ウッドは「クリーク」と呼ばれることがあり、これは古いクラブ名に由来します。
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5番や7番のウッドは単に「5W」「7W」と呼ばれることが多いです。
これらの愛称は使う場面や地域、歴史的な呼び方が混ざり合って生まれています。
英語名称の由来
英語ではwoodという語が使われますが、これは元々ヘッドが木で作られていたことに由来します。
driverという呼び名はティーショットでボールを「ドライブ」する用途から来ています。
fairway woodはフェアウェイからの長いショットに使うことが多いことから名づけられました。
近年「metalwood」や「hybrid」といった名称が登場し、素材や機能の違いを示しています。
歴史的変遷
ウッドの名前はクラブの技術進化とともに変化してきました。
時代 | 主なウッド名 | 特徴 |
---|---|---|
19世紀 | クリーク、スプーン、ドライバー | 木製ヘッドが主流で用途別に名前が付く。 |
20世紀中盤 | 番号表記の普及(1W、3W、5W) | 性能の均一化と量産化で番号が主流に。 |
21世紀 | メタルウッド、ハイブリッド | 素材や設計の多様化で新しい名称が増加。 |
こうした変遷があるため、古い呼び名と現代の番号表記が混在している場面がよく見られます。
ゴルフ ウッド 名前の背景を知ると、クラブの特性や選び方がイメージしやすくなります。
ゴルフのウッドの名前で見る番手ごとの特徴

ウッドの番手は主にロフト角と飛距離の目安を示しています。
番号が小さいほどロフトが立って飛距離が出やすい傾向があります。
ゴルフ ウッド 名前を覚えるとクラブ選びやコース戦略が分かりやすくなります。
ドライバー
ドライバーは通常「1番ウッド」とも呼ばれることがあります。
ロフトは一般的に8度から12度程度で設計されています。
飛距離重視のクラブでティーショットの主力になります。
弾道は低めから高めまで調整できるモデルが多くなっています。
ミスに対する許容範囲はヘッドサイズや慣性モーメントで左右されます。
3番ウッド
3番ウッドはドライバーに次いで飛距離を稼げるクラブです。
ロフトは15度前後が一般的でフェアウェイからの使用も多くなっています。
ティーショットでドライバーの代わりに使うこともできます。
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長いパー4やロングホールで安定したティーショットを打ちたいときに便利です。
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フェアウェイからのロングショットで距離を稼ぎたいときに有効です。
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風の強い日には弾道を低めに抑えて使うこともあります。
操作性と飛距離のバランスが取りやすい番手です。
5番ウッド
5番ウッドはフェアウェイウッドの中で扱いやすさが評価されます。
番手。 | ロフト目安。 | 主な用途。 |
---|---|---|
5番ウッド。 | 18度から22度程度。 | ミドル〜ロングのフェアウェイショットやセカンドショット。 |
ロフトが立ちすぎず高さも出しやすいのでグリーン手前まで運ぶのに向いています。
アイアンでは届かない距離を安定して狙いたいときの選択肢になります。
7番ウッド
7番ウッドはより高弾道でやさしく打てる設計が多いです。
ロフトはおよそ21度から25度の間に設定されることが一般的です。
ミスに強く、フェアウェイからの距離感を合わせやすいクラブです。
ショートアイアンとフェアウェイウッドの中間的な役割を果たします。
9番ウッド
9番ウッドはさらにロフトが立っており上げやすさが特徴です。
ロフトは一般的に24度から28度前後になります。
グリーンを狙う長めのアプローチやコントロールショットに向いています。
初心者から中級者まで扱いやすくクラブセッティングに入れると安定感が増します。
ゴルフのウッドの名前を基準にしたクラブの選び方

ウッドの名前には数字や呼び名があり、それだけで用途やおおよその飛距離がわかります。
ゴルフ ウッド 名前を理解するとバッグの中でどのウッドを残すか判断しやすくなります。
飛距離目安
ウッドごとの目安飛距離はクラブの名前とロフトで大きく変わります。
ウッド名 | ロフト(目安) | 目安飛距離(ヤード) |
---|---|---|
1W(ドライバー) | 8〜12° | 200〜260ヤード |
3W(フェアウェイウッド) | 13〜16° | 180〜220ヤード |
5W | 18〜21° | 170〜200ヤード |
7W | 21〜24° | 150〜180ヤード |
9W | 24〜27° | 140〜170ヤード |
表はあくまで一般的な目安であり、ヘッドスピードや弾道、気象条件で変わります。
ロフト選定
ロフトは弾道の高さとキャリーの出方に直結します。
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高い球を打ちたい場合はロフトが立っていない、つまり角度が大きいウッドを選ぶとよいです。
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低く強い弾道でランを稼ぎたい場合はロフトが小さいモデルを検討してください。
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ミスの許容範囲を重視するならややロフトのあるモデルや重心深めのヘッドを選ぶと拾いやすくなります。
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ドライバーとフェアウェイウッドの間の飛距離を埋めたい場合はロフト差が自然につながる番手を選ぶとクラブ選びがシンプルになります。
調整機能付きのヘッドならロフトを微調整して弾道を合わせることも可能です。
シャフトの硬さや長さも飛距離と打感に影響するのでロフトだけで決めないようにしましょう。
持ち球との相性
フェード傾向の人はフェースが捕まりやすい設計のウッドを選ぶと左右のばらつきが減ります。
ドロー傾向の人はつかまりを抑えた設計や低めのロフトでコントロールしやすくなります。
高弾道の選手はロフトを下げすぎるとトップ気味になりやすいので注意が必要です。
逆に低弾道の選手はやや大きめのロフトや高弾道設計のウッドでキャリーを稼ぐのが有効です。
コース別選択
狭い林間コースではコントロール重視で3Wや5Wを主体にしてドライバーを控えめにするとスコアが安定します。
距離が長いオープンコースでは1Wで飛ばし、3Wでセカンドを確実に運べる組み合わせが有利です。
リンクスや海沿いで風が強い日は低弾道のウッドを選ぶと風に負けにくくなります。
短いパー4やパー3が多いコースでは9Wやユーティリティで確実にグリーンを狙えるクラブ構成が効果的です。
ラフが深いコースではロフトがあるウッドやソールの抜けが良いモデルを選ぶとライからの成功率が上がります。
ゴルフのウッドの名前を覚えてラウンドで活かす

名前を覚えるだけでクラブ選びがスムーズになります。
ドライバー、3W、5Wなどの呼び方と特徴を頭に入れておくと、状況に応じた選択がしやすくなります。
番手は飛距離と弾道の目安になるので、グリーンまでの距離やフェアウェイの状況を考えて判断してください。
ラウンド前の練習でそれぞれのウッドの打感と方向性を確認する習慣を作ると、本番で迷いが減ります。
キャディや仲間との会話でも名前が出てくれば意思疎通が速くなり、戦略が共有しやすくなります。
記憶は少しずつで大丈夫なので、まずは代表的な呼び名を覚えて使ってみてください。